
東条英機という人物をどのように評価すべきか。
そもそも人が人を評価すること自体がおこがましいとも思えるのですが、彼の人としての側面を垣間見れる孫が上梓したものが本作品。
戦後語り継がれた表層における彼の人格は実は一部でありこの部分だけを増幅して、戦犯としてのイメージを具体化されていると思われます。
私が知りうる限り、戦争責任を問う裁判自体が違法であること。
そして戦争を始めたのは東條ではなく、近衛であること。そして、昭和天皇は戦争をはやく終わらせたかったこと。東條以外に国家運営できる人物がいなかったこと。東條英機が優秀であったからこそ、アメリカは問答無用でデス・バイ・ハンギングを突きつけたのだろう。
この本は、もちろん孫娘が戦後における東條家に対する極端なイメージを修正するために、家族の側から観た当時を書いている。だから、すこし自己満足的な部分とか、そういう点があると感じる。
それでもそういったものを差し引いて、考えて目を通しているうちに、やはり東条英機という人は立派だったのだなと思います。日本人でありながら今も彼を戦争犯罪者のように扱う人がいるのであれば、それは間違っていると教えてあげなくてはいけません。
少なくとも、東条英機が公に向けて書いた遺書を朗読するような教育の機会がなければ、現代に生きる日本人は日本人として成立しないかもしれません。
いたずらに讃えることはよくありませんが、今の日本人は大切な人々を存在に扱いすぎです。

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